部下に陥れられ快楽の渦に飲み込まれていく軍人

近衛軍の団長であるアーネストは、華々しい経歴の持ち主だった。だが、現在。彼は軍の地下牢に入れられている。首と両手首につけられた、鎖は牢に繋がれ、叫んでも誰も来ることはなかった。
「気分はどうですか?アーネスト様」
数日後。最も憎い相手がアーネストの前に現れた。
「カイラー、貴様っ」
カイラーは、アーネストが常に頼りにしていた、まさに右腕のような存在だった。その彼が、あろうことかアーネストが敵国と内通していると訴えたのだ。周囲からの信頼が厚いカイラーの言葉に、アーネストはたちまち窮地に陥ってしまった。だが、これまで国のために忠義を尽くしたアーネストが敵に情報を流すとは思えないと声をあげる者が現れ、周囲は揺れ動くこととなった。
結果、嫌疑が晴れるまでアーネストは地下牢で過ごすこととなったのだ。
「良い眺めですね」
金色の美しい髪に、スミレ色の瞳。女性的とは違う美しさと気高さをアーネストは併せ持っていた。そして、カーキー色の軍服はそんなアーネストの凛とした美しさを、更に際立たせる。カイラーは鎖を引っ張ると、アーネストの身体を鉄格子へと引き寄せた。
「何をするっ」
痛みと屈辱にギッとカイラーを睨みあげれば、カイラーがニヤリと笑みを浮かべる。
「あんたでもそんな顔をするんだな」
怒りを露にするアーネストに、カイラーはゾクゾクしていた。
アーネストは、これまでどんなことが起ころうと、眉ひとつ動かすことはなかった。かつて、敵国に捕まり拷問された時でさえ、彼は無表情だったという。そんなアーネストのことを、カイラーは心から尊敬していた。
そのアーネストが、怒りに震えている。それは、カイラーがこれまで見たことがないほど魅力的な顔だった。
「ここから出たいですか?」
「当たり前だっ」
正確には、名誉を回復したかった。ここから出て、自分は潔白だと早く言わなくては、ますます不利になるばかりだ。そして、自分を陥れたカイラーを今度は牢屋に叩き入れなくてはと思っていた。
「あなたは、牢屋の中でさえ気高い」
決して屈伏することはないアーネスト。そんな彼を自分のものにしたい。カイラーはいつしか自分の歪な欲望に逆らえなくなっていた。
「これから、あなたを私のものにします」
「何をするっ。やめろっ」
カイラーは、アーネストの両手に付けられた鎖を、牢に更に固定をすると、隙間に指を入れて軍服の前をゆっくりとはだけさせた。薄暗い牢の中で、まるで雪のように白い肌が浮かび上がる。
「やめろっ、触るなっ」
シャツを左右に広げると、そこには薄く色づいた乳首があり、気温の低さからかぷっくりと立ち上がっていた。カイラーは革の手袋を嵌めたまま、その小さな突起を挟み、擦りあげた。
「やめろと言ってるだろっ」
「強がっても、身体は素直ですね。ああ、ほら、こんなに固くなってる」
「んっ、んんっ、やめろっ、あっ」
敏感な身体だと、カイラーは思った。美しいアーネストにはある噂があった。それは、かねてより王の寵愛を受けているというものだった。
「噂は、本当ですか?王に毎夜のようにベッドの上で可愛がられていると」
カイラーの言葉に、アーネストは苦しそうに息を吐きながら、挑発的な眼差しを向けた。
「自分で、確認、してみろ」
額にうっすらと汗をかきながらも、アーネストの表情には敗北という二文字は見えなかった。
カイラーはカッとなり、アーネストのベルトを外すと、そのまま中に指を入れて、ペニスを荒く擦る。その余裕のなさに、今度はアーネストが有利になる番だ。
「はっ、あっ、どうした?心が、乱れてるな」
揶揄するように言えば、カイラーは頬を紅潮させ、指先に力を込めた。
「うるさいっ」
もうどうでも良かった。アーネストが王に抱かれていようが、抱かれていまいが、そんなことは些細なことだ。今日からアーネストは自分のものになるのだ。彼が拒否をするならば、永遠に牢屋の中で飼うだけだ。と、カイラーの中で暗い欲望が大きくなる。
「はあっ、あっ、ああっ」
カイラーは自身の勃起したぺニスを出すと、アーネストのものと一緒に握り、激しく擦りあげた。
「はあっ、あんっ、すごい、大きいっ、あっ、んんっ」
アーネストは、カイラーの勃起したペニスが自分のものよりも遥かに大きかったために、思わず溜め息を溢した。
アーネストの作戦では、このままカイラーを煽り、牢を開けさせ、鎖を外させることだった。だが、与えられる快楽は気持ちよすぎて、本来の目的を忘れてしまいそうだった。
「ああっ、あっ、ダメだっ。あっ、出るっ」
カイラーの巧みな愛撫に翻弄され、気がつくと、アーネストは達していた。内股を白い液体が汚す。カイラーはしやがみこみ、その白い液体を舌でなぞった。
「はあっ、あっ、やっ、そこは」
いつのまにかカイラーの指が、アーネストの尻の割れ目に忍び込み、アナルの入り口をくすぐる。アーネストの身体はビクビクと跳ねて、自然と腰を付き出すような形になった。
カイラーは鉄格子の間から出てきたアーネストのペニスを喉奥までくわえ込み、アナルの中を指で犯す。革手袋を履いたままで、ヒヤリと冷たい感じがした。その冷たい指の感触が、アーネストを更に快楽へと誘う。
「ひっ、あっ、あんっ」
ペニスではカイラーの舌が、アナルでは彼の指が卑猥な音を立てる。その音は、アーネストのプライドを打ち砕きそうだった。
カイラーを見下ろせば、剥き出しのペニスから同じように白い液体が溢れている。軍服に隠れているが、彼の肉体は覚えている。まるで、彫刻のように均等に筋肉がついていて、様々な修羅場を潜り抜けてきた証しとしての傷が多数あった。
アーネストはカイラーの口の中に精を吐き出すと、彼の太くたくましい腕に抱き締められたい。熱く太いもので抉られたいという衝動に駆られていた。
そして、その願望はいとも容易く叶った。カイラーが牢の中へと入ってきて、アーネストのアナルに自身を突き立てたのだ。
「はあっ、あっ、あっ、あんっ、うっ、はあっ」
鉄格子をカシャカシャ鳴らしながら、2人は夢中で間に合った。やがて、カイラーがアーネストの手錠を外す。アーネストは、その腕を脱走のためではなく、カイラーを抱き締めるために使うのだった。

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