精液工場で精液を搾り取られる少年の話

「おい、ボウズ、これで懲りたか? ああ?」
「あああぁ~~っ、やら、ぎゅうって、吸わないれぇっ」
 しゅぽーっ、しゅぽーっと間の抜けた汽車みたいな音が鳴り響く、夜の牛舎。
 1匹の牛ではなく、1人の少年が啼いていた。搾乳機を、乳ではなくまだ未熟なペニスにつけられて。
「懲りたかって聞いてんだよ」
 じゅっじゅっじゅっ。カウパーが小便のように流れ、それを搾乳機が吸い上げる。吸引にあわせて少年は「ひぃっ」と声をあげた。
 まだオナニーもあまり経験していない、小さなペニスは、じんじんと痺れて少年の頭を朦朧とさせた。
「はいぃ、こりましたぁっ、ああんっ」
「謝罪も言えねえのか?」
「ご、ごめんなさいぃっ、これとってください、へん、へんだからぁっ、じんじんするぅっ」
 ペニスが小さすぎて玉まで咥えた状態の搾乳機。精子の工場であるそこは、まるで白玉のように小さくて可愛げがある。吸引だけでなく機械の取り付けによる締め付けも相まって、少年には初めてであり、強い刺激だった。
 じゅっ、じゅっ、じゅぽーっ、しゅぽーっ。
「うう、うああ、なんか出そう、やだ、おしっこでちゃうぅ」
「ションベンじゃなくて精子をだすんだよ!」
 搾乳機をペニスに押し付けていた汚らしい格好の、年の老けた男は吸引力をさらに強めた。
「ああああぁぁぁーーっっやら、やら、あああ、イクッッイクイク──ッッ」
 ぴゅうっと尿道から吐き出された白濁のミルクがあっという間に機械の中に吸い込まれていった。
「なんだぁ? ずいぶん量がすくねえな。ボウズ、あと10回はイッてもらわねえとなあ」
 男は搾乳機のタンクを確認してそう言った。
「っはあ、ぁ、……ムリれす……もう、やら、家に帰りたい……」
「馬鹿言うんじゃねえ。俺の牛舎にいたずらしやがったんだから、それなりにお仕置きはしねえとだろ。早く帰りたいならもっと出しな」
「くそ……っ」
 少年は激しい快楽の絶頂に鉛のように重くなった体を起こして逃走をはかったが、そんなことは無駄な抵抗に終わるのは当然だった。
「このクソガキ、もっと恥ずかしい格好をさせてやろうか。オラ、向こうの乳牛とお揃いの首輪と足輪をつけてやるよ。はは、お前にはデカかったか」
 カウベルのついた首輪と、鎖の付いた足かせを付けられた少年は、本当に牛のような格好みたいで赤面した。一度果てた小さなペニスも、ぷるっ、と震えた。
「さあ、さっさと次のチンポミルクを寄越すんだな」
 しゅぽっ、しゅぽーっと再び音をたてて機械が動き始める。吸引される空気に合わせて林檎のように赤くなった小さなペニスか、ぷるんっ、ぷるんっ、と震えて、少年は全身の羞恥にそのペニスの頭をもたげ始めた。
「ううーっ、やだよぉっ」
 少年は抵抗の言葉で嘆いたが、腰は揺れ、それに合わせてカウベルがカロンカロンと音を立てた。
 しゅぽーっ、じゅっ、カロンカロン。夜の牛舎は1頭とは思えないほど騒がしくなっていた。

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