「亮?それが、まだ帰ってこないんだよね。きっと、旅に出たんだよ。あいつ、一人旅が好きだし」
長野雅人は、ゆっくりと身体を上下させながら、スマホの向こうにいる人物に、ルームメイトの行き先を話していた。
だが、雅人のルームメイトである相沢亮はどこにも行ってはいない。
彼は、両手と両足をそれぞれロープで固定されていた。
そして、雅人は自らのアナルに亮の性器を深々と突き刺し、片手ではオナニーをしていた。
指の間から、白くねっとりとした精液が滲み出てくる。
そのあまりの生々しさに、亮は目を閉じるのだが、その度に雅人は亮の性器を無理矢理勃起させるのだ。
「んっ、んっ」
タオルで塞がれた口から、微かに喘ぎ声が漏れる。
「え?亮の声がした?気のせいだよ。じゃ、また」
電話を切り上げた雅人が、激しく腰を動かす。
「何度言えば、わかるんです?電話中は、声を出さないように」
「んっ。はっ、んんっ」
リズミカルに身体を動かす雅人に、亮は身体を激しくくねらす。
サッカーをしている亮は、綺麗な逆三角形の身体をしていて、ほどよく筋肉がついていた。対して、ルームメイトである雅人は女性のように細く、筋肉などはどこにもないように見えた。
一見すると正反対のような2人だが、大学で意気投合して、ルームメイトになった。そんなある日。夕食を食べた後で、急激に眠たくなった亮。
目が覚めた彼は、手足を拘束され、雅人に逆レイプされていたのだ。
「気がつかなかっただろ?いつも、お前をどんな目で見てたか」
雅人は、ゆっくりと腰を回すようにしながら、亮の性器の根本に催淫剤入りのローションを塗りたくる。
「はぁっ。あっ、らめろっ、やらっ」
「何言ってるの?」
クスクス笑いながら、雅人が亮の口からタオルを外す。
「これ以上、やめてくれっ。変になっちまうっ」
「わからないの?亮を変にしたいんだよ」
雅人は、ニッコリ微笑むと、亮の手を自由にした。そして、自分の性器へと亮の指を導く。
「ほら。亮の好きにしていいんだよ?」
ローションのせいで、亮の身体がどんどん熱くなる。このままでは、おさまることがないことを、この数日で亮は嫌というほど思い知った。
「あっ。そう、うまいよ、亮。昨日より、ずっとうまい」
はぁ、はぁと熱い吐息を吐きながら、背中を逸らす雅人を、気がついたら亮は抱きすくめていた。そして、乱暴にその身体を揺さぶる。
いつしか、亮は雅人とのセックスに溺れていた。
とらわれ、身体を重ねるうちに、いつしかこの甘い身体に溺れていた。
「はあっ、あっ、ダメっ。出るっ、出るっ」
雅人が放った精液が、亮の裸の胸を濡らす。
まるで、それが合図かのように、亮は雅人の腰をつかみ激しく揺さぶった。この興奮が薬のせいなのか、それとも雅人に対する恋からなのか、亮にはわからなかった。
ただ、雅人の中は気持ちよすぎて、離せそうにないと亮は思った。
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