目覚めても、薄暗い。
目が隠されているのだと気付き焦り、体を動かそうとするも体が縛られていて動けなかった。
しかも、全裸だった。
部屋の温度は適温だが時刻がわからず、自分はどれだけ長い間この状況なのもわからず、恐怖しかなかった。
誰かが近付く気配がして、ようやく目隠しが解かれた。
明るい部屋の中、まぶしいと目を瞬かせると目の前に同級生の羽島がいた。
「……羽島?なんで、ここに……」
羽島は俺の友達で、いつも一緒にいた。
今日も学校が終わった後1人暮らしの羽島の家に誘われ、酒を飲んでいたはずだった。
だけど、その後の記憶がなく気付いたら目隠しをされていたという訳だ。
「安心して。ここは俺の家だから」
羽島の家は一軒家だった。
もともと大学進学をきっかけに、祖父の家を引き継いだと言っていた。
「安心も何も、この状況はなんだよ」
「あー…だって、こうでもしないと由比は俺のこと意識しないでしょ?」
「は?」
「俺、由比が好きなんだけど、告白しても無理で終わるでしょ」
確かに羽島の言う通りだと頷く。
俺は胸のでかい女の子が好きだ。
でも、羽島についているのはでかいちんこだ。
あと、体格もあまり変わらないから可愛いという対象にはなりづらい。
「羽島は守りたくなるような子が好きって言っていたもんね」
「あぁ、小さくて胸の大きい子な」
「俺、180cmあるし、胸っていっても胸筋だしね、守られなくてもいいしね」
「そうだな、俺も180cmあるし、大きい胸は筋肉より脂肪を望んでいるしな」
「だから、体から落とそうと思って」
「は?」
「肉体の快楽が精神に引き摺られることってあるじゃない?」
「あぁ、そうだな」
「だから、羽島に俺という快楽を教え込ませればいいんだって思って」
「とんでもねぇな!今なら間に合うから解け。お前のこと大事だから、友人のままでいたいんだよ!」
俺の言葉に羽島は安心させるような笑みを浮かべた。
「大丈夫だよ、友人から恋人に変わるだけだから」
綺麗な顔でそんなこと言う羽島に恐ろしさしか感じられなかった。
縛られた状態で、散々乳首を責められた。
口で吸われ、ローターで責められ、最初は感じなかったはずの乳首がどんどん快感を覚えて行くのが怖かった。
だけど、乳首だけでイくことができなかった俺に羽島はやっぱりすぐには無理かと諦めた。
正直、もう少し続けられたらイっていたかもしれないため、安心した。
だがその後も羽島は俺の性感帯を探すべくいろんなところに吸いつき、舐め、触れ続けた。
びくん、と反応するところを見つけては執拗に責め続ける。
だが、最後までイけないことに、俺の方がどんどん限界を訴え始めていた。
そんな俺の反応ににんまりとした笑みを浮かべ、羽島はちんこを見せつけるように持ち上げてきた。
「言って。俺のコレでイきたいって言って」
目の前で羽島のちんこがゆらめき、そこからは我慢汁が溢れていた。
「ほら、由比を見ているだけで、俺の体もこんなに反応してる」
笑いながら俺の顔にちんこをぺたん、とくっつけてきた。
独特の匂いに、普段なら絶対顔をそむけるはずなのに、羽島のちんこが欲しくて仕方なかった。
「食べたそうだね。でも……上の口と下の口どっちがいい?」
選ばせてあげる、声は優しいくせに言葉に抗えない強さが感じられ、思わず唾を飲み込む。
ごくり、と大きく鳴るその音に羽島は嬉しそうに目の形を変える。
「まずは上の口でしっかり味わってからにしようか」
そう言って羽島はにこにこと普段誰に対しても優しいと評判の口調そのままに俺の口元にちんこを寄せる。
近付けるだけでその質量を感じ俺はそろりと口を開く。
薄く開いた口を見て羽島は俺の頭を押さえ付けた。
「由比、それだと俺の入らないよ? もっと大きく口を開けて。……そう、いい子だね」
クスリ、と小さく笑い俺の口にねじ込まれていく羽島のちんこは俺のより大きかった。
「辛いかもしれないけど、舌動かして」
押さえ付けられていた手をゆっくり上下させ撫で上げる感覚に俺の体はビクンと反応しながらも、言われた通り舌を動かす。
「男の性器なんて舐めたことないよね?」
よね、と訊いてはいるが頷くことしか許されないような強い響きだった。
「ん、」
咥えているせいで上手く言葉は出なかったが、羽島は納得したようだった。
「由比の舌だと思うと気持ち良いけど、少し足りないな。動かして良い?」
良いも悪いもこちらには選択肢などないだろう。
答えずにいると、羽島はそのまま俺の口にガン突いてきた。
急な動きについて行けず、俺の口からは飲み込めない唾液が出て行く。
「あっは、凄いね。唾液でぬるついて、凄いよ。由比の口の中、熱くてどろどろで最高」
そんなことを言いながら腰を振る羽島は片方の手を俺の頬に置き、自分のちんこがちゃんと俺の口を犯しているかどうかを確かめている。
ズンズンと楽しげに腰を振っているくせに、俺の顔を見ている羽島はちょっとした表情も見逃さなかった。
「ね、上顎に当たると気持ちいね」
いいね、と言い切る形に俺は頷く。
男のちんこ咥えてこんなに気持ち良くなれるなんて知らなかった。
「あぁあ出る、出るよ。由比の口マンコのなかに、俺の精子たっぷり出すから」
宣言とほぼ同時に俺の喉奥にはびゅーっと長く精子が出された。
最後まで出しきり、俺の口から出て行くちんこがなんだか愛しくて思わずキスしてしまった。
俺の行動に羽島は驚いた顔をしていたが、俺は羽島の精子を飲み下そうと必死だった。
精子の粘つきにげほげほと思わず噎せてしまったが、何とか飲み込んだ俺を羽島はじっと見つめていた。
「俺の、美味しかった?」
美味しくはないが、飲み込めてしまったことで何も言えなかった。
「ねぇ、さっき、口から出て行く俺の性器にキスしたよね?」
笑いながらまた手で顔を固定された。
口の傍に出て行ったばかりのちんこが寄せられる。
「お掃除フェラしてくれるつもりだったんだよね?」
そんなつもりは全くなかったはずなのに、唇をノックしてくるちんこを口を開いて向井入れた。
ちゅぱちゅぱ、と上手くもないはずのちんこを舐めて吸って、綺麗にしなくてはいけないと勝手な義務感に酔うように羽島のちんこを綺麗にしていく。
見上げると俺の顔をガン見ている羽島は興奮しているのだろう、綺麗にしているはずのちんこにまた硬度が出てきた。
「はぁ、いいな……」
感じたような羽島の声がしたと思ったら、俺のちんこに羽島が触れていた。
ゆるゆると優しいタッチにもどかしさを感じるが、俺のちんこはこれまでにないほど、張りつめていて痛い。
「羽島ぁ、イかせてぇ、お前の手で俺のちんこ触ってイかせてぇ」
縛った相手に願うなんてどうかしている。
でも、俺の体はイきたくて仕方なかった。
「由比も俺の言うこと聞いてくれたから、俺も願いを叶えてあげるよ」
ふふ、と笑いながら俺のちんこを扱く。
自分とは違う手で扱かれて、気持ち良くて仕方なかった。
状況と実際の手の感覚。
どちらも今までに味わったことのない快感に俺の腰は揺れるも、縛られているためギシギシと椅子のきしむ音が激しくなった。
「腰が揺れてかわいいな……」
そう言いながら、羽島は俺の尻にも手を伸ばしてくる。
濡れた手が滑り、俺の肛門に羽島の指が触れた。
「は、羽島!そこ、そこはやめてぇ!!」
手で気持ち良く鳴るのとは違い、流石に肛門は嫌だと言う俺に羽島は笑っている。
「なんで?さっき言ったでしょ。上か下か先はどっちがいいって。上の次は下だよ」
「で、でも、そんなとこ……」
抵抗を示す俺に羽島は大丈夫だと根拠のないことを言いながら、肛門のゆっくりと撫でる。
気持ち悪いはずなのに、触れられるとヒク、と反応したことがわかった。
「あれ、触れただけでもう反応してるよ」
目敏く見つけ、何度も俺の肛門を触り続ける羽島から逃れたいのに、縛られているせいで無理だった。
「ほら、可愛いな……俺の指を愛撫してくるよ」
「そんなこと、」
言い返そうとするのに、確かに俺の肛門は羽島から与えられる感覚を楽しんでいるように動く。
「可愛いな……傷つけないように広げてあげるからね」
いつもの笑みが恐ろしいものに見えるのに、俺の体は悦ぶかのように反応していた。
「まずは1本、次に2本と指を増やして俺の性器専用のケツマンコに育ててあげる」
「やめてくれよ!やだぁ!やだ、やだ……」
拒絶の言葉を続けるも、羽島は聞かずにどんどんと指を進めていく。
「あ、恐怖で由比の性器が少し萎えてきたね。こっちも可愛がらないとね」
そう言って由比は俺のちんこを先程よりも強く扱き、俺は肛門が気になるはずなのに、一気にちんこに集中させられて、喘ぎ始めてしまう。
「あぁん!そこ、やだぁ、やああああ!やめてぇ、イっちゃうぅ!!!」
大きく喘ぐ俺に羽島は嬉しそうだった。
「イきたいって言っていたもんね。何度でもイかせてあげるよ。嫌になるくらい、おかしくなるくらい。俺がいないとイけなくなるくらい」
呪いじみた告白に可笑しくなったらしい俺の体はビクンビクンと盛大に跳ねた後、たっぷりと射精した。
飛び散った精液は羽島にかかり、羽島は微笑みながらそれを舐めた。
「ん、濃いね。たくさん出して気持ち良かった?もっとイかせてあげるからね」
そう言って、また俺のちんこと肛門は羽島の手で愛撫され続け、最後は俺から何度も羽島に強請ってしまうほど、執拗なものだった。
ドロドロの体を見つめ、俺はため息を吐きだす。
何度もイかされて、声がやや枯れていることに気付き顔を歪めてしまった。
「気持ち良かったみたいで嬉しいよ」
俺の態度はしっかりと目に入っているはずのに、羽島知らぬ顔で言ってくる。
「拘束されているから抵抗できなかっただけだ」
言い訳じみた言葉に、羽島は笑った。
「拘束されて俺の性器咥えてアンアン言えるんだから、由比にも拘束されたい、支配されたいっていう願望があったんだよ」
拘束されているという状況を免罪符のように使った俺に羽島の言葉が刺さる。
「じゃぁ、もう拘束を解くよ」
シュルリと紐が解かれ、俺は自由の身だ。
それなのに、動けずにいた。
「あれ、服着て出て行かないの?俺に監禁されていましたって言わないの?強姦されたって言わないの?」
問いかける羽島の言葉だが、きっと羽島はわかっている。
「それとも、もっとこうされたいって思ってる?」
笑みを浮かべ、解いたはずの紐を手に取る羽島に、俺の脚はもじもじと動いてしまう。
それはまるで、彼からの拘束を願っているようで恥ずかしかった。
「……由比、俺に拘束されたいんだ……嬉しいな」
パシ、と紐を伸ばしもう一度俺へと向ける。
その手の動きだけで、俺のちんこがじんじんと痛くなり、嬲られていたケツ穴がひくひくと動くのを感じた。
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