暴走する機械に犯される恋人たち

「これで、僕たち本当にセックスできるの?」
飯塚司は、家に届いたカプセルに不思議そうな顔をする。
スマホを耳にあてて、恋人の相沢正人に尋ねる。
「とりあえず入ってみろって」
司は、服を脱ぐとカプセルに寝そべった。蓋が閉まれば、蓋の裏はディスプレイになっていて、同じく全裸でカプセルに入っている正人が映っている。
久しぶり見る恋人は、相変わらずたくましくて魅力的だと司は思った。
短めに揃えられた黒髪と、ややきつめの目もと。浅黒い体は鍛えられ、適度に筋肉をつけている。
「綺麗だ。司」
ディスプレイの中で正人が囁く。司は、赤茶色の長い髪をしていて、少女といってもおかしくはなかった。体つきも中性的で、決め細やかな肌をしていた。
原因不明の細菌が蔓延して、1年がたっていた。濃厚接触を避けるため、結婚した男女以外の性行為は禁止されていのだ。
そこで開発されたのが、この「カプセルセックス」という機械だ。遠隔操作でセックスができるので、多くのカップルが愛用している。
正人は、どうしても司とセックスしたくて、やっとの思いで手に入れたのだ。
「本当は、直接セックスしたいけど、今はこれで我慢しよう」
正人の方には、操作パネルがあり、簡単な操作でガブガブの装置が擬似セックスをさせてくれるのだ。
「いくよ。司」
正人が指先で操作をすれば、長いブラシが出てきて、司の乳首を優しく刺激する。そして、カプセル全体がまるで人の指のようにうごめいて、快楽を探ろうとする。
「んっ。気持ち、いい」
「だろ?今度は、可愛いお臍。それに、司の可愛いおちんちん」
「か、可愛いは余計だろっ。あっ、そんなに強くしないでぇ」
まるで掃除機のようなものが伸びてきて、司のぺニスを包み込むと、ゆっくりと吸引を始めた。
「あっ。すごいっ。まるで、正人の指にされてるみたいっ」
掃除機の内部には、まるで指のような装置がつけられていて、不規則な動きでぺニスを愛撫する。
「ふっ。気持ちいいよぉ」
ゆるゆると吸引され、司は甘い喘ぎ声をあげる。その姿を見つめながら、正人はゴクリと喉を鳴らした。正人の股間にも同じ装置がついていて、同じように吸引してくる。
「すっげぇ。この機械、まるで司の中みたいだ。柔らかくて、吸い付いてくる」
そして、正人がパネルを操作すれば、カプセルの奥からシリコン製のぺニスが出てくる。そして、快感に喘ぐ司の肛門へと、ゆっくりと潜り込んでいった。ローションでヌルヌルしているシリコン製ぺニスは、驚くほどすんなりと司の中に入っていった。
「ひっ、んっ、あっ、ああっ。正人、気持ち良すぎて、変になるよっ」
「司っ。司っ」
正人は、まるで自分が司を抱いているような感覚になった。
「もっと、強く抱きてぇ」
興奮した正人が動いた瞬間。ビーッと音がして、すべての動きが止まった。
「あれ?止まった?」
司が言った途端、ギュインッと音がして、いきなり司の中に埋まったシリコン製のぺニスが、激しくピストン運動を起こした。
「あうっ。いたっ、痛いよっ。正人っ」
まるで、電動ドリルのような動きに、ガタガタと司の体が震える。
「た、助けてっ。正人っ」
「司っ、司っ。な、なんだよこれっ」
司の様子に慌てた正人は、だが、自身もシリコン製のぺニスによって犯されることになった。
狭いカプセルの中、逃げ場のない状態で、無理矢理アナルを犯される正人が悲鳴をあげる。
「やめろっ。あっ、なんだよっ、離せっ」
「正人ぉ」
正人は、奥を犯される痛みに顔を歪めながらも、司の声に画面を見る。司は、顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら、機械に限界までアナルを広げられていた。
「正人っ、見ないでぇ」
司は、自分が機械に犯されて快感を得ていることを知られたくなかった。
自分の意思とは関係なしに、ぺニスはどんどん熱くなっていた。
間違いなく、気持ちいいと感じるのだ。
「俺のことも、見ないでくれ、司」
正人もまた、機械によって快楽を引き出されていた。奥をこする棒の感触は、正人に初めての経験をもたらせたのだ。
恋人たちは、互いの痴態を眺めながら、機械の激しいピストン運動に翻弄された。
「はあっ、んっ。正人っ、なんか変だよ。気持ち、良すぎだよ」
「俺も、おかしい、こんな感じるなんて」
暴走した機械は、休むことなく正人と司のアナルを責め続け、股間は激しく吸引され続けた。
「はぁっ、あんっ、もう、やめてぇぇぇっ」
司は、3回連続で射精させられると、そのまま気絶した。
だが、頬を紅潮させ、その顔はどこか満足げだった。それでも、なおも司は股間を吸引され続け、アナルを犯されている。機械は、休むことなどないのだ。
そして、正人もまた、アナルで快楽を得ながら、自分の体が機械に犯されていることが信じられなかった。
「あっ、ああっ。気持ち、いい。あっ、ダメだぁ」
ビクッビクッと正人も連続で射精すると、司と同様意識を手放した。
それから、カプセルのバッテリーが切れるまで、正人と司は機械によって犯され続けた。
その表情は、恍惚として満たされていた。

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