拘束された反逆者が機械に快楽拷問される

そこは体制に叛逆した政治犯が収監される強制収容所だった。
窓が一切ない灰色の外壁は、まるで巨大な墓標のような威圧感を与える。
「ここから出せェ!」
「お願い、自由にして……」
収容所の中は無数の房に分かれていて、囚人服を着せられた男女があるいは発狂し、あるいは絶望し、鉄格子を激しく揺すり立てては解放を訴えていた。
「出ろ」
警棒を持った看守と、白衣を羽織ったインテリ風の男がマイケルを呼びに来る。
「いよいよ釈放か?」
「馬鹿を言うな、お前に聞きたい事があるんだ」
「そっちの学者さんは?見ねえ顔だが……」
「ああ、今度から尋問を担当することになった国の博士だ。本来お前なんぞとは口もきかん偉い方だ、せいぜい敬えよ」
「へえ、そうかよ」
マイケルは白衣の胸元に狙い定めて唾を吐く。
その唾は見事付着するも、博士は鉄壁の無表情を崩さない。
「なんて真似を!!」
「被験体に乱暴はやめたまえ」
被験体だと?
妙な呼称がひっかかったが、蒸し返すのも面倒くさい。看守が舌打ちして牢の鍵を開け、マイケルを力ずくで引き立てる。
マイケルが連れていかれた先は、壁一面が無機質に白い研究室だ。
「ここで尋問すんのか?」
「マイケル・バード、30歳。反政府組織のメンバー。収監歴1ヶ月、罪状はテロ行為で間違いないな。まだ拠点を吐く気にならんか」
看守の高圧的な質問にマイケルは鼻歌で返す。
「この……!」
「待ちたまえ」
看守の憤りを片手で制し、博士を名乗る男が一歩前に出る。
「あくまで黙秘を続けるなら身体に聞くまでだ」
「何を」
博士がポケットから出したリモコンを操作するなり床が割れ、大掛かりな装置が起動する。
「!ッ、」
マイケルが逃げようとした時には遅く、彼の足は装置から伸びたアームによって捕らわれてしまった。
「レジスタンスのアジトはどこだ?」
「知るかっ!」
「そうか」
ウィーン、ガシャガシャと機械音が連続し装置から無数のアームが伸びる。アームの形状はそれぞれ違い、ぱっと見歯医者の器具の展覧会のようだ。
「ンっ、ぐぅっ!?」
逞しく鍛え抜かれたマイケルの身体にチタンの義手が群がり、あっというまに服を剥ぎ取る。
「いいざまだなマイケル、さっきまでの威勢はどうした?」
看守が舌なめずりしながら見守る中、怒りと羞恥で顔を染めたマイケルの口をアームがこじ開け、潤んだ粘膜を蹂躙する。
「ンぅっ、はあ、ぐ、やめ、ふぁンぐ」
「仲間を売れば楽になれるぜ」
「だれっ、が!」
やれやれと肩を竦めた看守が博士に目配せする。博士がリモコンのボタンを押すとアームの動きが変化、マイケルの萎えたペニスを擦り立てる。
「へん、なとこ、さわんじゃねっ、あァっふあァんっ!」
「女の子みたいな声で喘ぐじゃねえか」
鈴口から大量のカウパーが溢れだししとどに股を濡らす。先走りに塗れたペニスを反り返らせたマイケルの背後に、グロテスクな疣の付いたドリルが迫る。
「ふぅっ、んンーーーーーーーーーーー!?」
「可哀想に、生娘だったか」
看守がわざとらしく同情するが、マイケルは聞こえていない。ギュルギュル回転するドリルが彼の双丘を穿ち、アナルを犯しぬく。一定の間隔でアナルをピストンされマイケルが悶絶、涎をまきちらして仰け反るのを博士は冷めた目で観察している。
「はアっ、やめ、よせンあっ、やはっ」
キュキュ、キュイーンとドリルがさらに甲高く唸りを上げる。表面の疣が震えて粘膜を刺激、直腸に振動を送り込む。
機械に犯される恥辱と嫌悪感にも増して、前立腺を突かれる快感がマイケルを狂わせる。
「らめっ、や、も」
生理的な涙を滴らせて静止をせがめど機械は止まらず、四肢は開いたまま固定される。ドリルペニスが前立腺を叩き、赤黒く勃起したペニスがピュッピュッと汁を飛ばす。
「アジトの場所は?」
「いう、もんかあっ」
「ならば仕方ない」
博士が無表情に呟いてリモコンを押すと、マイケルを拘束する台から点滴のチューブに似た透明な管が飛び出す。
「なにし」
チューブがひとりでに動いてマイケルのペニスに巻き付き、鈴口に刺さる。
「んンぁあ――――――――――――――――――――――ッ!?」
尿道をこじ開けられる激痛に極限まで目を剥くマイケル、アームに掴まれた手足をめちゃくちゃに振り回す。チューブがぬぽぬぽ尿道に出入りし、アナルには奥深くまでドリルペニスが突き刺さり、前も後ろも犯される。
「ああっ、や、いうから止めっ、止めてくれえっ!」
クリトリスのように乳首をおっ勃て喚くマイケルを、看守はにやにや眺めている。鈴口から入ったチューブが尿道をほじるごと腰が上擦り、ドリルペニスは回転速度を上げて前立腺を開発していく。
「らめっ、もっ死、イくっ死んじゃうっ、あっまたイッたンあぁ」
虚ろな目で喘ぐマイケル。残りのアームが固い胸を揉みしだき、しこった乳首を捏ねくりだす。ビクビクと痙攣、硬直と弛緩を繰り返す体。
「コイツまだ吐きませんよ、本当に強情な奴だ」
「明日も実験だな」
看守と博士の会話を遠のく意識の彼方で聞きながら、マイケルは失神した。

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