西野伊吹は、高校生になるまで母子家庭で育ち、女子の友達が多かったせいか、オナニーというものとは無縁だったらしい。そのことを知った親友の長谷部悠里は、エッチな遊びと称して、世間知らずの伊吹を自分好みに調教しようとしていた。
「本当に、こんなこと、するの?」
ベッドの上で、伊吹が戸惑う素振りを見せる。既に裸になった悠里は仰向けになったままの状態で頷いた。
「69っていうんだよ。口でお互いのチンチンをしゃぶって、早く射精した方が勝ち」
「そ、そうなの?でも、恥ずかしいよぉ」
全裸の状態で、伊吹は股間を手で隠す。そんな伊吹に、親友しかできない遊びだと教えた。
「はら。俺の顔を跨げよ」
「う、うん」
150センチと小柄な伊吹は、遠慮がちに悠里の顔を跨いだ。対する悠里は、170センチもあるため、ベッドに両足を投げ出してもまだ足がはみ出そうだった。
目の前にぶら下がる伊吹の性器を、悠里は躊躇うことなく口に含んだ。そして、唇を使って愛撫していく。そして、伊吹もまた目の前で勃起している悠里の性器を口に入れた。
(舌使い、うまくなったよなぁ。あ、そこ、気持ちいい)
入学式のときに伊吹に一目惚れをしてからというもの、悠里はいつかは彼を自分のものにするつもりだった。それが、まさかこんな形で手に入るとは思わなかった。
「あっ、はあっ、はっ」
悠里の口のなかに、伊吹がこらえきれずに射精する。
「俺の勝ちだな。負けたら、何をするか知ってる?」
「し、知らない」
「教えてあげるよ」
悠里は、制服のネクタイを持ってくると、伊吹の両手を手前で縛った。そして、大きく伊吹の両足を広げて、彼のアナルを指で突いた。
「やだっ。やめてよっ、嫌だよぉ。あっ、指でそんなに突かないでっ。やだっ」
最初は抵抗していた伊吹だが、やがてグッタリとおとなしくなった。
悠里は、指を3本に増やして、更に中を擦る。伊吹は次第に気持ちよくなってきたらしく、自ら足を大きく広げて、より強い刺激を求めた。
「悠里っ、やだ、なんか、変だよぉ。なにもしてないのに、おチンチン大きくなってきちゃったぁ」
「イキたいって、言ってみて。悠里のおチンチンほしいって」
囁かれた言葉に戸惑いながら、伊吹は繰り返す。
「イキたいっ、悠里のおチンチン、ほしいっ」
「よくできたね」
ニッコリ笑って、悠里が勃起している性器を奥へと入れる。伊吹は背中をのけぞらせて、中を締め付けた。
「すっげぇ、締めてくる。最高っ」
「あっ、はあっ、んっ、気持ちいいっ、はっ、あっ、あっ、あああぁっ」
やがて、伊吹と悠里は同時に精を解き放った。
「悠里。また、エッチな遊び、してくれる?」
「明日もしよう。親友しかできないからな。他のヤツとするなよ」
「うん」
そして、自然に互いの性器に指を絡めると、再び2人はエッチな遊びに夢中になるのだった。