「あっ、んっ。気持ちいいです、先生」
男性のあえぎ声が響く。人型のロボットに犯され、彼のペニスからはドロッとした精液がこぼれ落ちていた。
「今日はここまでです。また、来週」
機械の操作ボタンから指を離して、青木マコトが微笑む。ここは、青木が営むセックスセラピーだ。何らかの理由で、性的な悩みを持つ男性が通ってくる。彼は、人間には反応せず、機械に性的な興奮を覚える人で、週に1度ここにこて、機械とセックスをする。マコトは、機械を操作して、患者を快感へと導くのが仕事だ。
「次の人、どうぞ」
入ってきた人物に、マコトは息を呑んだ。そして、それは相手も同じだった。
「マコト?」
「アオイ、か?」
マコトは立ち上がると、久しぶりに見る幼馴染みの顔をマジマジと見た。
川合アオイ。マコトの幼馴染みで、親友だ。
白くて丸い頬に、アーモンドのような瞳。ハーフのため、髪はやや金色で、頬はほのかに薔薇色に染まっている。高校時代よりも、更に魅力的になったアオイがそこにいた。
マコトは、アオイへの恋心と、彼をいつか犯してしまうことを怖れて、彼の前から去った。なのに、こうして彼がここにいる。マコトは、胸を高鳴らせた。
アオイの悩みは、どうやら不感症らしい。32歳になって、性的な欲求を感じづらくなってきたらしい。
マコトは、アオイを治療用の椅子に座らせた。
「ここに、両足を乗せてみて」
「なんか、恥ずかしいな」
「これは、検査だから」
言うとおり椅子に座ったアオイは、左右の台にそれぞれの足を乗せた。ロボットをセットし、マコトは別室へと向かった。
「ファスナーを下げて、性器を出して」
アオイが恥ずかしそうに性器を出す。すかさず、ロボットの指を操作して、アオイの性器を握った。カメラにアップになるアオイの性器に、マコトの下半身も熱くなる。 だが、いくらアオイの性器を握っても、彼が反応を示すことはなかった。そこで、ロボットの指にローションを塗ると、アナルへと指を入れた。
「なんで、こんなところっ」
「前立腺マッサージの経験は?」
「ない、けど」
その言葉にマコトはホッとした。つまり、アオイのバッグには、まだ誰も触れたことがないのだ。マコトは、機械を操作して、アナルの中に入れた指をクイックイッと動かせば、アオイの体がビクッと反応する。グッタリしていたペニスが反応し、ゆっくりとだが頭をもたげた性器に、マコトは満足した。普段はしないのだが、側まで行くと、アオイのペニスに触れた。
「なに、するんだよっ」
「治療だよ。当然だろ」
ロボットの指にアナルを犯させ、マコトはアオイの性器が濡れてくるのを指で感じた。そして、機械のスピードを次第にあげていく。
「ふっ、やっ、なんだよっ、これっ」
視線をアナルにやれば、銀色の指が激しくピストン運動をしているのが見える。めくれた襞のピンク色の部分に、たまらなくムラムラして、性器を握る指に力がこもった。
「ああっ、あっ。ダメだっ、出るっ」
ほどなくして、マコトの指はアオイの精液でびっしょりと濡れた。
その温かな感触に気分を良くしたマコトは、ロボットの指を性器バージョンに取り替えた。本当は、これで治療は終わりなのだが、どうしても我慢ができなかった。
「まだ、やるのか?」
強制的に快感へと導かれたアオイが涙声で言う。マコトは、指でアナルを左右に広げると、機械が入りやすいようにした。
ウィン、ウィン、ウィンと機械がアナルへと入り、すぐにピストン運動を始めた。アオイがガクガクとのけぞりながら、性器を膨らませる。
マコトは、指や舌でアオイの性器を刺激して、何度も射精させた。
「もう、やめてっ」
「ダメだ。やっと、アオイを俺のものにできるんだから」
機械に激しく犯されながら、アオイはだんだんと意識が薄れていくのを感じた。耳には、機械に犯されている場所から聞こえる粘着質な音と、マコトの舌が立てる音が響く。そんなアオイの顔を見ながら、マコトは自分のペニスを激しくしごく。まるで、機械を通してアオイを犯しているような感覚に、マコトはうっとりした。
「アオイ。お前は、知らなかったろ?俺がずっとお前をいやらしい目で見ていたことに。お前のことが好きだったことに」
「えっ」
「ほら。お前のことがほしくて、たまらない」
マコトは、アオイに見えるように自身の性器を見せた。そして、アオイの手をそこへ持っていく。アオイは、触れた熱さにクラクラしてきた。
なぜか、アオイはマコトにそう言われることで、どんどん気持ちよくなってきた。
強制的ではない快感が、心を満たす。
「あっ。気持ちいいっ、なに、これっ。こんなの、初めてっ」
アナルがビクビクと痙攣し、どんどん身体の奥が熱くなっていく。
「はあっ、あっ」
やがて、アオイは3度続けて射精すると、意識を失った。
それからも、マコトはアオイを犯し続けた。床は、アオイとマコト。2人分の精液でビチャビチャに濡れていた。
アオイの性器が萎えることは、それから1度もなかった。
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