瀬川洋平は、探偵としてかなり崖っぷちにきていた。依頼もほとんど入らなくて、やっとありつけたのは浮気調査一件だけだった。
だが、思わぬところで対象者の真島玲二に見つかり、洋平は殴られてしまった。
「ん」
目を覚ますと、そこは見慣れない部屋だった。そして、目の前にはスマホを構えた玲二がいた。
「気持ち良さそうだったな。あんた、2回もイッたんだぜ」
見せられたのは、アナルにバイブを突っ込まれ、あられもない姿で乱れる洋平の姿だった。
気がつけば、下半身だけ裸にされている。おまけに、アナルからはトロトロしたものが滴り落ちていた。
「な、なんのつもりだっ」
慌ててスマホを取り上げようとすれば、玲二がクスクス笑う。
「もし、あんたが妻に浮気をバラしたら、この動画をネットにアップする」
「なっ」
「せめて、今の仕事が軌道に乗るまではバレたくないんだ。彼女の父親から援助してもらっているからね」
それから、玲二はしばらく洋平を見張ると言いはじめた。監視カメラをあちこちにつけているから、逃げようとすればすぐにわかると。
「警察に言うぞっ」
「ご自由に。あんたの悶える姿を日本中の人が見るだけだ」
そして、そのまま玲二は別荘を後にした。追いかけたくても、ズボンや下着は返してもらえず、どうすることもできなかった。
確かに、部屋のあちこちには監視カメラがついていた。お風呂場にもトイレにもだ。隠れるところなんて、どこにもなかった。
冷蔵庫の中には、一応しばらく分の食料は入っていた。
そして、夜になると玲二の声が部屋中に響いた。
「いい子にしてたかな?」
スピーカーから聴こえてくる声に、洋平はキッと監視カメラを睨み付けた。
「早くここから出せっ」
「やだね。あんたが戻ったら、妻は別の探偵を頼むだろ」
こうして、洋平の監禁生活は続いた。テレビもスマホもなく、本の一冊もない。退屈な洋平はついついベッドの上でオナニーに耽っていた。
洋平は気づかなかった。そのとき、監視カメラを玲二が見ていたことに。
見られていることに気づかず、自身のベニスを擦りながらうっとりとしている洋平はとても色っぽく見えた。
ゴクッと玲二の喉が鳴る。我慢など、できなかった。
「あんた、オナニーする時っていつもあんな風なのか?」
玲二の声にビクッと洋平が起き上がる。見られていたことを知り真っ赤になっていれば、玲二が近づいてきて、ペニスを指差した。
「可愛いな。あんたのそこ」
「み、見るなっ」
股間を隠すように踞る洋平だが、その代わりアナルが丸見えだった。
ヒクヒクと収縮するピンク色の秘部に、玲二はもう我慢ができなかった。
洋平を押さえつけ、強引にその身体を開く。あの動画がある限り、洋平の身体は玲二の自由になるのだ。
「うっ、うっ、あっ、はあぅ、はっ、やめっ」
無理矢理開かれる痛みに洋平が抵抗する。
「逆らったら、ネットに流すよ」
洋平はグッと押し黙った。
それから何時間も玲二は洋平の裸体を弄り、満足するまで貪った。
そして、嫌だと言いながらもいつしか洋平はその快楽に酔っていた。
翌日から、玲二は洋平にあることを命令した。それはオナニー姿を見せることだ。洋平は言われたり通り、カメラに大股を広げると、自身のベニスを握った。
「はっ、あっ、んっ、あっ、やっ」
乱れる洋平の姿に、玲二の心が高ぶる。
そして、洋平は、いつしか見られるということに快感を感じるようになっていた。
ハァハァと喘ぎながらペニスを擦る洋平をモニターで見ながら、玲二もまたオナニーに耽っていた。互いに互いの視線を感じながら、2人は絶頂を極めるのだった。