性犯罪者更生施設

「やめろ!やめてくれっ!あああっ、んっ」
暗い暗室のなかで、バツ型形状のベットに手足を縛られ、目隠しをされた状態の男性が喘いでいる。
「そう!その気持ちですよ。あなたが苦しめた被害女性は同じ絶望を味わったのです!思い知りなさい!」
細身で長身、白衣にメガネを光らせた研究医が大手を広げて加害者に懺悔を要求している。
性犯罪者矯正施設。
ここは、性犯罪被害者団体からの寄付金や美容業界から得る治験報酬によって運営されている民間の犯罪者矯正施設だ。
一般市民の安全を守るため、東京都や埼玉県の山間地奥深くの地下に建造された施設でひそかに運営されている。
ここへ運ばれた筋金入りの救いようのない性犯罪者らは、美容整形手術、減量手術、美容脱毛施術などの治験体とされた後、屈辱的な性教育を受けさせられ思考を矯正されることとなる。
「はぁはぁ、もう・・・ゆるして、もう体が、ああっ」
鎖で縛られた体は限界をとうに通り越し、被験者の体は前のめりに崩れている。
それでも容赦なく機械が両乳首、前立腺を攻め立てる。
被験者の脳に強い刺激が与え続けられ、男性性を喪失させる。
「もう・・・こんな男性器、切除してもいいから。許して。」
屈辱的な恰好、それに反して快楽に苦しめられ、羞恥心で頭がおかしくなる性犯罪者たち。
「男性器の強制切除はまだ法律で認められていないからね。」
「くぅ、んっ、あっ!」
口答えした罰として、機械の先により太いディルドが付け替えられ、彼の弱点めがけ再挿入された。
髪の毛はほどけて前に垂れ下がり、熱く火照ったからだからは汗がしたたる。
「知ってる?生物学研究ではね、一度、オスとしての牙を折られた犬は、もう2度と強気に戻れることはないの」
からだが痙攣し、目がうつろな性犯罪者の顎(あご)をくいっと引き上げ研究医が言う。
「もし、ここを出所したあとに再犯で捕まったら次はないからね」
そういうと研究医は性犯罪者にくちづけを交わす。
「んんっ」
「んはぁ」
白濁した液体が性犯罪者の体の内部に入っていく。
「今月から性産業メーカーの商品治験もやることになったから。うふふ。新しい収益源になりそう。日頃の食事はもう少し豪華にしてあげる」
目がイッている。
申し遅れたが私はこの性犯罪者矯正施設で施術助手をやっている。
こうして先生の矯正施術を手伝いながら性犯罪者の医学データをパソコンに収集しては分析する毎日を過ごしている。
今日もまた新たな性犯罪者が刑務所から送られてきた。
イケメン風の20代男性、身長187cm、体重66kg、手足や指、髪の毛もすらっと長い。
昔からずっとリーダー格にいたような雰囲気を感じさせるガタイのいい男だ。
書類によれば、その面構えが良い事を悪用し、大学のサークルで新人勧誘者を次々に襲い泣き寝入りさせてきたとある。
さらには再犯歴も。
冷や汗をかいていると先生が動き出す。
「ふ~ん。令君か。」
怒りと好奇心が浮かび上がる表情だ。
「なんだ?まだ取り調べんのか?全部合意の上だったっていってんだろ?」
手錠をされた性犯罪者を無言のまま磔刑台へといざなう先生。
「おい!メガネ男!」
搬送者が部屋を後にしたそのとき、性犯罪者が先生のすきをみてケリをいれた。
吹き飛ぶ先生。
「ははっ!どんくさそうなメガネ君よぉ。なにしたって無駄だから!女どものほうからやってくんだよ。またヤッてやっから!ははっ!」
強制性交罪だけでは死刑などの極刑にならない法律の不備をこの男は理解しているようだった。
乱暴されないとタカをくくっていたのだろう。
「・・・」
靴跡のついた白衣をバサッと手ではらうと、ゆらりと性犯罪者のほうへ歩いていく先生。
「おお?やんのか?どんくさメガネ」
男が構えようとしたその瞬間。
グサっ。
「?」
突然拳銃のようなもので性犯罪者を乱射する研究医。
「なに?エアガン?」
全然痛くないようだ。
「獣医師の友達からもらったんだ。発情促進用の媚薬と麻酔薬。」
「は?」
男の膝がガクンと落ちる。
「助手君、女性ホルモン剤まだあったよね。大量投与しようか」
力の入らなくなりつつある男を磔刑台に縛り付けながら言う。
「おいおい・・・なに?おまえらそっちの趣味なの?」
現実を理解していない男がちゃかす。
「からだ、もう熱くなってるでしょ?しっかり反省してもらうからね」
「は?だれが反省なんかすっかよ・・・」
明らかに威勢が失われていく男。
機械のスイッチを入れる先生。
両脇に備え付けられた産業用ロボットの手が男の乳首をつまみ上げる。
「くっ・・・なんだよ・・・おまえら、んんっ」
頭上のあるロボットが男に男性器の形をした物体を口に挿入させる。
「もごごっ・・・」
さらに目隠しをすると同時に全身の衣服をはぎ取っていく。
男性器ロボットの先からは大量の媚薬とホルモン剤を仕込んだ液体が絶え間なく彼の口内で注がれ始める。
「ごぼぼっ・・・」
白濁した液体が彼の口からあふれ出す。
乳首を責め続ける手ロボット。
「さぁ、これからゆっくり君の前立腺を責め上げようか。」
「メスイキって知ってる?男性にも女性の膣道や子宮のなごりが体内に存在するんだ」
「そこを重点的に攻めるとね、Gスポットに似た、いや、それを超える強烈な刺激が今から君の脳を襲うよ」
ガチャガチャ・・・
しゃべれない彼は全身を使って逃げようとするが鎖で縛られた体は動けない。
たっぷりと媚薬入りローションを塗られたディルドロボットがゆっくりと彼に近づいていく。
ズプっ。
それが入ると、彼の体内にある前立腺をディルドロボットが圧迫し、彼の脳天に強烈な刺激が訪れる。
「かはっ!」
天を仰ぐ彼。
「ディルドローターを動かして!」
先生の指示に従いスイッチを入れる。
部屋には媚薬効果のあるアロマを充満させはじめる。
「あと、言い忘れていたけどビデオ撮ってるから。君が被害者たちを苦しめたのと同じようにね。」
「可哀そうだ。少し液体の量を少なくしてあげて」
彼の口内にそそがれる液体の量を少なく調合する。
「ごほっ、がっ、はぁはぁ、ううっ」
ディルドロボットが容赦なく彼の股間を上昇していく。
前立腺をひねり上げる旋回運動が彼の中で続いていた。
媚薬や女性ホルモンの効果で腸壁は薄くなり、感度が上がったスポットを直撃している。
「あああっ、んっ、はぁああ、ふうんっ、くっ!」
体内で起こるローリングで弱いスポットをひねり上げられるリズムに合わせて男が喘ぎ声を漏らすようになる。
「大丈夫。もう強がらなくていいんだよ。私たちは君の味方だ。君がきちんと更生してくれるようしっかり矯正してあげるからね。」
目が笑っていない。
自らの妹を強姦の末に殺害された経験を持つ研究医。
「もう2度と性犯罪を起こせないように男性性を破壊してあげるね」
そう言うと、ペニスの尿道へ細いディルドを備えたロボットが侵入していく。
「ごほっ、もっ、もうやめてくれっ!」
脳内麻薬が大量に噴出され、男から理性を奪っていく。
「君に同じように懇願したでしょう?被害女性は。その要望に対して君がやったこと、再現してあげよう」
目をふさがれ、口には男性器ロボットを当てられ、媚薬や女性ホルモンを盛られる。
手ロボットが乳首を優しくねぶり、尿道と前立腺スポットもロボットが絶え間なく刺激を与え続けている。
「はっ!あっ!あっ!うっ」
しだいに男性は反抗心を失い痙攣を繰り返すようになった。
「再犯したら全部公開するから」
恐怖の矯正施術は今日も行われている。

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