美しい兄を監禁し調教していくお話

高校生の東雲達弥は、スマホを片手に兄の住むアパートへと向かった。やや伸びた茶髪の髪は緩やかなウェーブで、つり上がった瞳は威圧感を与えた。
大柄な彼は、高校生と言わなければ大学生には見えた。
「いらっしゃい。どうしたの、急に」
5歳年上の兄である史人は、黒く長い髪を後ろで縛り、優雅に微笑んだ。フリーカメラマンをしている史人は、弟の達弥から見ても綺麗だった。綺麗すぎて、側に近づけなかった。
「面白いDVD観ない?」
無愛想な弟の言葉に、史人は嬉しそうに頷いた。だが、映し出された映像に、史人は声を失った。
そこは、ここから遠くはない公園だ。そこで裸で絡み合う2人の男。史人と恋人の姿だ。
「たまたま兄さんを街中で見かけたんだ。男と一緒だったから、もしかして、って思ってさ」
達弥は、呆然としている史人にニヤッと笑った。
「父さんと母さんに言ってもいいんだぜ」
「やめてくれっ。やめてっ、達弥」
史人は泣きながら達弥にしがみついた。そんな史人をその場に押し倒し、達弥は深く口づける。舌を絡め、服の上から身体をまさぐった。
「だったら、兄さんには今日から俺のオモチャになってもらうよ」
そうして、達弥は史人のアパートで暮らすことになった。母親には、史人に勉強を教えてもらうことにして、しばらくはここから高校に通うと言っておいた。
「身体、洗ってよ」
お風呂場で裸の達弥が命令する。剣道部というだけあり、その身体は鍛えられ、綺麗な筋肉がついていた。史人も裸になると、タオルを手に達弥の身体を洗う。やがて、前に回った史人は、屹立した性器に固まる。
「早く洗ってよ」
タオルを取り上げられ焦れば、耳元で「手で洗って」と囁かれる。
史人は、躊躇いながらも泡だらけの性器を優しく擦った。すると、すぐに達弥は低い呻き声を上げた。
(感じて、るんだ)
史人は、弟の見たことのない官能的な表情にドキッとした。そして、自分の指によって射精する姿に、史人も反応していた。
「兄さんも、洗ってあげるよ」
「い、いいっ。あっ、やだっ」
逃げようとすれば、鏡に押し付けられ、四つん這いのまま、アナルにボディーソープだらけの達弥の指が侵入してきた。
「あっ、はあっ、ダメぇ、兄弟なのにっ」
「男にここを触られて感じてたろ?ほらっ、もっと感じろよっ」
「ああんっ、あっ、はあっ、あっ、達弥っ」
鏡には、信じられないぐらい快感に酔っている自分と、見たことのないオスの顔をした達弥が映っていた。
達弥が学校に行っている間、史人は裸のままベッドに固定されていた。そして、帰宅した達弥によって、史人は身体を好きなように弄られていた。それでも、最後の一線だけは越えてこない。やはり兄弟なのか、それとも。史人は、あることに気がつき、笑みを浮かべた。
「なに、笑ってんだよ」
下から史人の性器を舐めながら、アナルに指を突っ込んでいた達弥が、その動きを止める。
「達弥。お前、セックスしたことないだろ?」
どうやら図星だったらしい。監禁しながらも達弥が史人を抱かないのは、セックス未経験だからだ。失敗を恐れているのだ。
「教えてあげるよ」
「っ」
史人は、達弥の指を引き抜くと、彼の勃起した性器をそのままアナルへと導いた。
「あっ、兄さんっ」
「はあっ、あっ、あんっ」
激しく腰を互いに動かしながら、史人も達弥も感じていた。
もう2度と普通の兄弟には戻れないことを。
史人は、達弥に永遠に監禁されていたいと願っていた。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました